古民家建設Q&A

Q1 古民家とは?

A1 古民家の明確な定義はありませんが、国の文化財登録制度では、築後50年を経過したものが対象とされており、このことから、半世紀以上前の民家は、「古民家」と呼べる時間的条件を備えていると考えられます。
又、現時点では電動工具が出る前に建てられた庶民が住むための家を古民家とも言えます。

A2 古民家にはどのような種類の建物がありますか?

Q2 文化庁による重要文化財の分類としては、農家と町屋に分かれています。田舎(農村部)にある茅葺き民家、京都などの京町屋民家、金沢などに見られるの武家屋敷民家、八ヶ岳山麓の板倉、別荘地の数奇屋風民家をはじめ、横浜山手などの洋館、大正時代にできた和風と洋館を組合わせた「大正ロマン」の和洋折衷民家などがあります。
 一般に、民家と云われる場合、多くの方は「茅葺き民家」を想像します。

A3 古民家復元の利点は?

Q3 古民家の再生では、今では手に入りにくい良質で存在感のある木材が、乾燥した状態で再利用でき、できあがった建物は予想以上の住みごこちの良い空間が得られます。
 古民家や歴史的な建造物を文化財として保存維持していくこは、魅力ある町づくりとして地域の町おこしの起爆剤としても活用され、又、維持・修繕していくことで職人の後継者づくりにも貢献します。

Q4 古民家を再生した場合に税金面で有利になると聞きましたが?

A4 現在の税法上では家屋を「新・増築」された場合に「取得税や固定資産税・都市計画税」がかり、古民家を修復・模様替えをおこなった場合には、「新・増築」にあたらないのでそれらの税金を納める必要が無くなります。
 又、新築や増改築・移築等は課税対象にあたりますが、新築住宅に古材を使用し、損耗が認められた古い木材は評価が下がるため、一般的に古民家の移築は同様の新材で建てた新築住宅よりも固定資産税評価額が下がる傾向があります。
 ※未来の古民家、長持ち住まい推奨の一つとして節税対策をお客様に説明しています。

Q5 解体した古い材料を使っても大丈夫?

A5 古民家を再生するための解体作業は大工による丁寧な手壊しの中確保され、木材は建物の一部となってからも年輪以上の長持ちするとも言われています。
 しかも一般に古民家で使われてきた木材は、良質な物が多く腐ってさえいなければ、鉄やコンクリートよりも長持ちします。国宝級の文化財が立証しています。

Q6 築100年程度の古い家を古民家再生の判断は?

A6 築100年程度になると建物の足回りが腐朽していたり、水回りなどで不具合箇所も多いと思われます。しかし、梁や柱などに良質な材料が使用され強度的にも十分な場合がほとんどで、すべて倒してしまうにはもったいないほど今では手に入りにくい材料が使用されています。
 古民家再生として構造をできるだけ残し、腐朽している部分を改善し、現代の生活に合わせた設備や空間を導入することで、古い梁や柱をデザインの一部として使用した新築にはない個性的な空間に生まれ変わります。
 手間と時間がかかり費用面でも同じ面積の新築住宅と同程度か+αかかりますが、できあがった空間は予想以上のものとなりますので一度ご検討していただきたいものです。
※万一解体する場合にも、古材や建具を引き取る業者もいますので、専門の業者さんを調べご相談して下さい。

検索エンジンやリンクから このページにジャンプされた方は ボタンをクリックしてください。「古民家を守る会」ホームページにリンクします
2006/08/01